僕の食品経済学科は、日本で一つしかありません。
農業経済は結構ありますけど。
 
現在、
農業経済とは異なる食品経済学の体系をフードシステムとして確立するための理論研究が行われています。
まだ確立されてない分野です。
 
なぜフードシステムが必要なのか、農業経済ではダメなのか。
農業経済では上の絵の川上部分を中心に問題解決を図ろうとしています。
しかし、
これから迎える世界的な食糧危機。
農業問題だけを考えて食糧問題を解決するには限界があります。
 
食品経済学は食品の流れを上の絵のように見て、マクロに食の問題を考えます。
 
川上(食品の生産)では、
内外農業の問題 農業政策の問題
川中(食品の流通)では、
貿易の問題 流通革命の問題
川下(食品の販売)では、
市場の問題 マーケティングの問題
湖(消費者)では、
消費者の問題 食文化の問題
マクロ的に、
政策上の問題 地域の問題 食品産業の問題
大きな体系としてこう分けられると思います。
 
僕は、フードシステムの中で、特に川上に注目しています。
農業には、ベンチャービジネスの可能性が秘めていると考えているからです。
農地法が改正され、土地所有に関して大幅に緩和されました。
そして、健康志向のあおりで有機野菜のブーム。
日本でアメリカみたいな大規模農業で生産性を上げろ、というのには限界があります。
しかし、農業をビジネスと考え、
土地を集約して生産することは可能です。
消費者の多様なニーズに応えることも可能です。
 
現在、その点に注目して卒業論文を作成中です。